帰敬式とは何か
帰敬式(ききょうしき)とは、「仏」「法」「僧」の三宝に帰依し、親鸞聖人が明らかにされた「教え」に自らの人生を問いたずね、真宗門徒として新たな人生を歩み出すことを誓う大切な儀式です。
帰敬式を受けるということ
帰敬式を受けると、法名(ほうみょう)が授与されます。法名は、葬儀の際に授かることも一般的に行われていますが、生きている間に仏の教えに出遇った証としていただくところに、本来的な意味があります。
それは、新しい自分に生まれ変わることを意味するのではありません。むしろ、これまで自分中心に生きてきた在り方を見つめ直し、阿弥陀如来の願いに照らされながら生きる私であることを、あらためて引き受けていく、その出発点を示すものです。
▶︎[法名とは]
どのような方にお勧めするか
天融寺では、檀家の方を対象として帰敬式を執り行っています。特に次のような思いをお持ちの方にお勧めします。
- 葬儀や法事を通して、浄土真宗の教えに心を留めるようになった方
- 「南無阿弥陀仏」という言葉の意味を、もう少し深く確かめてみたい方
- 檀家として寺と関わってきたが、自分自身の問題として仏教を聞いたことが少ないと感じている方
- 人生の節目にあたり、生き方を見つめ直す機縁を求めている方
年齢や立場、これまでの信仰歴は問いません。迷いや不安を抱えたままであっても、そのまま帰敬式に臨んでいただいて差し支えありません。
▶︎[檀家について]
天融寺での帰敬式
天融寺では、帰敬式を、仏法を聞き続ける歩みの中で、自然に熟していくご縁として大切にしています。
事前には、帰敬式の意味や浄土真宗の教えについて、わかりやすくお話しする機会を設けています。疑問や不安があれば、そのままお尋ねください。理解や納得が不十分なまま、形式だけを進めることはいたしません。
帰敬式当日は、落ち着いた雰囲気の中で、式を執行し、法名をお授けします。所要時間はおおよそ一時間程度です。
帰敬式はゴールではありません
帰敬式は、信仰の完成や到達点ではありません。むしろ、「これから聞き続けていく私」として歩み始める、静かなスタートラインです。
帰敬式を受けた後も、日々の生活は大きく変わらないかもしれません。しかし、悩みや苦しみに出遇ったとき、それを自分一人で抱え込むのではなく、仏法に照らしながら聞き直していく道が、確かに開かれていきます。
お申し込み・ご相談について
帰敬式について詳しく知りたい方、受式を検討してみたい方は、天融寺にお尋ねください。まずは話を聞いてみるだけでも構いません。
仏法は、急がせるものでも、縛るものでもありません。ご自身の歩みの中で、必要を感じられたとき、その一歩として帰敬式をご縁としていただければ幸いです。
▶︎[アクセス・連絡先]
「宗旨」のページに戻る。
