1日葬とは何か
近年、「1日葬」と呼ばれる形式の葬儀が増えています。通夜を行わず、葬儀(告別式)と火葬を1日で行う葬儀のかたちです。
時間的、経済的な負担が少ないという理由から、葬儀社により提案されることも少なくありません。
天融寺が1日葬に慎重な理由
天融寺では、原則として1日葬に慎重な立場を取っています。それは、形式の問題ではなく、葬儀が持つ「時間」の意味を大切にしているからです。
通夜から葬儀へと続く時間は、亡き人との別れを、急がず、段階的に受けとめていくための時間です。
悲しみは、短縮すれば軽くなるものではありません。状況によっては、気持ちの整理が追いつかないまま時間だけが先に進んでしまうこともあります。
「簡素であること」と「省略すること」について
葬儀を簡素にすること自体を、天融寺は否定していません。少人数であることや、華美にしないことは、ご家族の意思として尊重されるべきものです。
しかし、大切な時間そのものを省いてしまうことには、慎重であるべきだと考えています。1日葬は、ご遺族から「考える時間」「別れを実感する時間」を結果的に奪ってしまう場合があるからです。
葬儀は「区切り」ではなく「始まり」です
葬儀は、すべてを終わらせるための儀式ではありません。亡き人を縁として、残された者がこれからを生きていくための、最初の一歩です。
その一歩をあまりにも急いでしまわないこと。それが天融寺が1日葬に慎重である理由です。
それでも1日葬を希望される場合について
ご事情により、1日葬を検討されることもあるかと思います。その場合には、内容や進め方について、十分にご相談下さい。
最後に
天融寺では、葬儀を「早く終える」ことよりも、「必要な時間をきちんと持つこと」を大切にしています。葬儀の形式について迷われている場合は、事前にご相談下さい。
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